「法は『つくる』もの。ヤフー元執行役員が語る、ビジネス法務

「法は『つくる』もの。ヤフー元執行役員が語る、ビジネス法務

昨日11月30日、クラウンアーツ・ビジネススクール2018年11月度 第11回月例会を開催いたしました。
今回は、あの大企業ヤフー株式会社で、執行役員を務められた後、現在はシニアアドバイザーとして活躍され、さらに紀尾井町戦略研究所株式会社 理事長である、別所直哉様にご登壇いただきました!

検索エンジンのための著作権法改正、インターネット利用のための公職選挙法改正、海外コンテンツへの課税のための消費税法改正、債権法改正など数多くの法改正に携わり、
著書「ビジネスパーソンのための法律を変える教科書」(ディスカヴァー・トゥエンティワン出版)も出版されております。

様々な法改正に関わり培われた、豊富な知識や経験に基づく、深いお話をお伺いできる貴重な機会をいただくことができました。

「法」について、興味など全くない方が多いのではないでしょうか。しかし「法」は、私達の生活と切っても切り離せないものです。眠ってる部屋の安全は、「建築基準法」。
顔を洗うために使う綺麗で安い水道水は、「水道法」。
電気の安全は、「電気事業法」。
歯磨きをするための歯磨き粉の安全は、「医療品医療機器法」などなど、挙げればきりがないほどの「法」で、私たちの生活は守られているのです。

そんな「法」は、ビジネスの世界でも、当たり前に切り離せないものです。そこで今回は、「法務」の中でも、特に「ロビイング」のお話をしていただきました。「ロビイング」とは、簡単にいうと、「法をつくる」ことです。
「ロビイング」に対して、「お金が絡んでる。」「密室で行われている。」というような悪いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかしながら、本当のロビイングというのは、社会に生きる人々がより良い生活ができるように用いられる、「法つくり」の方法なのです。
一般的に、「法は守るもの」と認識する人がほとんどではないでしょうか。
しかし、別所先生は「法はつくるもの」だと教えていただきました。
自分たちが主体となって、社会をデザインしていくことの重要性がわかるとともに、「社会に縛られる」のではなく、「社会をつくっていく」という高次元の価値観に気づく生徒もほとんどでした。
ロビイングの可能性、そしてそのプロセスなど、なかなか聞くことができないお話を伺うことができました。

また、ビジネスにおいて重要な「商標」についてもお話いただきました。商標をしっかり理解して、ビジネスを進める必要があります。もし、商標を疎かにすると、いくら素晴らしい商品を開発しても、いいビジネスを発案し起こしても、他の人に真似され、競争が不利に働くことが多々あります。自身のビジネスを守り、健全な運営をするためにも、「商標」については深く理解する必要があるのです。「味の素」や「はちみつレモン」など、実例を用いながら商標の大切さやポイントについて、ご教授いただきました。

別所先生、素敵なご講義を、誠にありがとうございました!

これまで、クラウンアーツ・ビジネススクール開講・運営にあたり、多くのご協力をいただいた皆様、心より感謝申し上げます。
クラウンアーツ・ビジネススクールでは、今後とも新体制のもと、経営者の方々や各分野のプロフェッショナルの方々を講師としてお招きし、社会に出てから実際に必要となってくることを学べます。

ご質問・ご相談等ございましたら、遠慮なくこちらのメールアドレスに、「件名:質問」と添えて、お問い合わせください。

‭info@crownarts.co.jp‬

よろしくお願い申し上げます。

クラウンアーツ・ビジネススクール運営事務局

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